お風呂場の暖房

寒くなってきました
皆さん暖房はつかって見えると思います

でも
お部屋はあっためてあるのですが
浴室までは中々気が回りませんよね

テレビでは「ヒートショック」の話題もあります
お風呂に入ってると温度差で体がびっくりしてしまって
倒れてしまう事もあるみたいです

お客様から
この浴室暖房が付かないか、と相談を受けて見に行ってきました

ここは浴室に換気扇が付いていたので
これを浴室暖房の器具に切り替えれば取り付けられます

ちょっと見るためにフタを外していますがこの換気扇の穴を使います

浴室暖房の機器は
大体200Vの物が多いです、ご家庭ではほとんどの機器は100Vですので
200Vに切り替えたり、専用線でなければ専用に線を持って行かなくてはなりません

換気扇がつながっているお風呂場のブレーカ
他にも色々使っているようでここを200Vにはできません

いつも使っている機器で

工事としては200Vの専用線をお家をグルっと回してこなければ出来ないため
少々大掛かりの工事になってしまいます

(機器が200Vが多いのは理由があって
ヒータを使うので結構な電力が必要です、100V等では少々電流が多いので
ブレーカが落ちてしまう可能性が高くなってしまいます)

これを踏まえて
お客様と相談して100Vタイプを探して取り付けることになりました

機器が入荷
早速工事に取り掛かります

使っていた換気扇を取り外します

この浴室暖房機は換気扇機能も付いていますので
ダクトで排気させます

金具の設置、水平もOK!!

こんな感じで取り付けれました

そこに本体を設置して大まかに室内は完成

電源は外です
外のコンセントBOXに接続
この浴室暖房機はコンセントに挿すことはNG
コンセントBOX内で直接配線します
(勿論アースも確実に配線しますよ)

雨等入らないように入念にシーリングしておきます

無事完了しました
電源を付けてテストです

結構なお時間がかかってすみません

・・とお話しながらブレーカーの電流値を見ると・・・

この間見た時とは全然違って
浴室暖房を点けるとギリギリ・・・

これじゃブレーカ上がってしまいます
なぜ・・・

調べたらこちらが原因というか・・

寒くなったので電気カーペットを点けていました
流石にカーペットと浴室暖房両方点けてしまうと、あとわずかでブレーカーが
上がってしまいます

お客様と相談して
浴室暖房入れるときはカーペットの電源を抑えて使うか切っておいてもらう事に
そして両方使いたいと思う時も多いと思いますので

その時は浴室暖房の出力を落として使ってください

あまり気になる場合は電気工事もやりますので言ってください
工事に時間・費用が掛かってしまいますが改善されると思います

それでもあまり使ってしまうと家全体のブレーカが上がってしまいますので
ほどほどのご使用とはなります

ありがとうございました

後日使ってられるかお伺いしたら
調子よくやっているそうで、特に追加の工事は無くても良いそうでした

ご家庭の配電盤
小さいのが並んでいる所は各20A、2000Wでブレーカが落ちます
ですのでここに今回のように
カーペットの約800Wと浴室暖房の1100Wが掛かってしまうと
それだけでいっぱいいっぱい

工事をして専用回線にすれば「そこ」は改善するのですが
大元の大きいブレーカー(電力会社の契約ブレーカ)の容量もありますので
あまり使ってしまっては今度は大きいのが落ちます

一般のご家庭だと大きなブレーカ(契約容量)は
30Aとか60Aとかで契約されている方が多いと思います
冬はとにかくヒータを使う場面が多いですので

皆さんも使いすぎには気を付けてくださいね
でもお風呂場の暖房も大事ですよ

今回のお客様はお風呂場暖房付ける前は普通にヒータで
あらかじめお風呂場を温めていたそうです

佐々木ムセン
名古屋市南区外山2‐12‐23
822-7077